MolecularDynamics #
通常の分子動力学シミュレーションを行うシミュレータです。
systemを一つ、forcefieldを一つ要求します。
Example #
[simulator]
type = "MolecularDynamics"
boundary_type = "PeriodicCuboid"
precision = "double"
parallelism = "OpenMP" # optional
seed = 12345
delta_t = 0.1
total_step = 50_000
save_step = 100
integrator.type = "VelocityVerlet"
Input Reference #
type
: 文字列型- シミュレータの種類を指定します。このシミュレータを使う場合、
"MolecularDynamics"
です。
- シミュレータの種類を指定します。このシミュレータを使う場合、
boundary_type
: 文字列型- 境界条件の種類を指定します。具体的な大きさは
[[systems]]
で指定します。 "Unlimited"
: 境界条件を設定しません。シミュレーションボックスは無限大の大きさになります。"PeriodicCuboid"
: 直方体型の周期境界条件を指定します。
- 境界条件の種類を指定します。具体的な大きさは
precision
: 文字列型- シミュレーションに用いる浮動小数点数型の種類を指定します。
"float"
: 32bit浮動小数点数を使用します。"double"
: 64bit浮動小数点数を使用します。
parallelism
: 文字列型(省略可。デフォルトで並列化なし)- 並列化する際の実装を選択します。
"OpenMP"
: OpenMPを使った実装を使用します。"sequencial"
: 並列化を行いません。省略した場合はこれが選択されます。
seed
: 整数型- 乱数生成器の初期化に用いるシードを設定します。
delta_t
: 浮動小数点数型- シミュレーションの時間刻みを指定します。
- 時間の単位は
[units]
で指定した単位系に依存します。
total_step
: 整数型- 実行するステップ数を指定します。
save_step
: 整数型- 何ステップおきに状態を出力するか指定します。
integrator
: テーブル型- 時間積分の方法を指定します。積分方法によって必要なパラメータが異なります。
- 以下のアルゴリズムが使用可能です。
- “BAOABLangevin”
- “g-BAOABLangevin”
- “UnderdampedLangevin”
- “VelocityVerlet”
- 参考:
integrators
.